バネ指

目が覚めてふと気が付くと、指が曲がったままなり伸びなくなってしまい、
その伸びない指を伸ばそうとすると、コクッと音がして伸び、
その後は一日何不自由なく指を使えますが、
次の朝になるとまた指が曲がったまま伸びなくなります。

このような症状を、バネ指といいます。

バネ指は親指から小指までどの指でもなります。

原因

指を使いすぎることによってなる。
更年期など、ホルモンのバランスが崩れたとき。
肩や肘、手首などを壊し、その壊した場所をかばいすぎてしまったとき。
それではなぜ、人によって親指がバネ指になったり、
薬指がバネ指になったりするのか、
又どのような仕事をする人がバネ指になるのか、以下に記しました。

親指がバネ指になった場合

●手首の内側を傷めたり、親指の付け根を傷めた事によりその部分をかばいバネ指になったとき。

●包丁などで親指を押し出すことが多いとき。

●ねじったり、絞ったりすることが多いとき。

などに親指がバネ指を起こしてしまいます。

バネ指が起きるメカニズムとして、
親指の中手骨、指骨間が内側から外側にかけてねじれるようにずれたときに
内側奥に水「関節膜」が溜まり内転筋を引っ張ってしまうために、
指の第一関節が伸びなくなりその状態を指して、バネ指 といいます。

バネ指図

症状

初期 普段はなんともないが手すりにつかまったときたまにズキッと痛みが出たり、 包丁を握ってから切る瞬間にも、ズキッとした痛みがたまに出ることがあります。
中期 この頃になると物につかまったときに傷みが必ず出たり、 包丁を握っただけでも痛みが出るのはもちろんの事、急須でお茶を注いだり、 ドアのノブを回しても痛みが出ます。 又この頃になると寝て起きたときに指が伸びにくくなるバネ指の症状がたえず出ます。 また伸ばしてしまうとグキッと音がしてその時は良くなるが、力を入れて手を握るとまたすぐバネ指になります。
後期 この時期になると何をしてなくても指の付け根がズキズキし、 指を伸ばすのも痛く指はほとんどいつも曲がりっぱなしになります。

バネ指になってしまった場合の対処法

関節がずれて水が溜まり屈筋を引っ張ることによりバネ指が起きたことで、
突き指とほぼ同じです。
異なるところは指にネジリが加わったことです。

そこで突き指の場合は冷やすかそっとしておきます。

バネ指もお風呂で動かすとその時は楽になりますが、
結果として悪化の一途をたどってしまいます。

私たちは指のズレを元の位置に戻してから水も戻しますが、
バネ指になってしまったら自分で出来る事は、
手を使った後必ず水道で1分間を2度に分けて冷やして、
あら熱「アイシング」を取り除いてください。

不安な方は来院されなくても結構ですから、

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