フットボールアンクル
と ネオフットボールアンクル
あまり聞き慣れない言葉ですが、
簡単に言うとフットボール選手によく起こりやすい現象のために、
そのフットボールの名前を付けたと聞いています。
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◆フットボールアンクル |
正座をしようとすると、足首が伸びなく(図1) 座る時には踵にお尻が乗るため
(図2)足首前側に痛みが強く出ます。日常の生活ではあまり張りも痛みもありません。 |
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◆ネオフットボールアンク |
正座は楽に出来るが足首が持ち上がらなくなる。
その為に、スリッパを履くと前に飛んでいってしまったり、
歩いているとちょっとした段差で引っかかったりします。悪くなってくると、
足を思いきって上げないと歩けなくなるなどの症状が出てき、歩行が困難になってしまいます。 |
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では、どのような人がフットボールアンクルや
ネオフットボールアンクルになってしまうのでしょうか。
◆フットボールアンクル |
1.運動をする人で特に走っていて急に止まったり、急に走り出すようなスポーツをしている人。 |
2.運動をした後、足首のストレッチを怠ったり、クールダウンを慢性的にしていない人等に多いです。 |
◆ネオフットボールアンクル |
1.正座を長い間している人
(特に男女とも中年を過ぎた頃から多くなります。) |
2.膝の外側(腓骨)のずれた人
(たまに起こることがあります) |
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フットボールアンクルとネオフットボールアンクルは、
そのほとんどが足首の捻挫です。その捻挫の部分は脛骨、
距骨間でフットボールアンクルは距骨が後方にずれを起した時に起きます。
ネオフットボールアンクルは、フットボールアンクルとは反対で、距骨が前方にスベリを起した時に起します。
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ずれている部分が脛骨、距骨の間なので、その部分のずれを治すと、
足首の可動域が広がり、普通通りに動けるようになってきます。
しかし、ネオフットボールアンクルで長期間を経過している場合は治るには時間がかかってしまいます。
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※ネオフットボールアンクルは、ほとんどが脛骨、距骨間のずれによって起こると思われますが、
中には膝外側の骨(腓骨)がずれその腓骨のところを通る神経は足の親指を司る神経ですから、
その神経を圧迫する事によってもネオフットボールアンクルが起こることもあると言われています。
その場合は膝の腓骨のずれを治す事が必要です。
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