現代人の顎が危ない!

近頃は、歯を噛締めるような力仕事やスポーツをすることを嫌がったり、
食べ物も、軟らかくとろけるような食事が主流になっていて、
顎に力を入れる事が極めて少なくなりました。

その為に、顎の筋肉や口の回りの筋肉が衰えてきて、
こけるような顎や、いつも口を半開きにしている人を数多く見かける事があります。

このことは子供だったら顎が未発達のまま成人になり簡単に顎がずれやすくなります。

特に子供の頃軽いずれがあると、その時点での顔は普通だが、
顎の骨が成長するに従って、上唇と下唇がずれ顔が歪んで見えるようになります。

顎にずれを生じると必ずその症状が出てきます。
初期、中期、後期に分けそれぞれの状態を説明致します。

症状

初期
初めは、顎の噛み合わせに少し違和感が出て、喋ったり食べたりした時に顎が張って重い感じがし、 そのうちに、顎を開けたり閉じたりする度にカクンカクンと音がするようになってきます。
中期
口の開閉時に、顎に引っかかりが出始めて、口を大きく開けにくくなってくると共に、 硬い食べ物を噛んだ時に、顎に痛みが出たり、歯医者さんなどで口を開いた後、 口を閉じる事が出来にくくなる事があります。
後期
口を開いただけで顎に痛みが出たり、少し硬めの食べ物を食べただけで痛みが出て、 噛むことが出来なくなったり、口が完全に開かなくなり、肩凝りや偏頭痛が出たり、虫歯になりやすくなります。

治し方

顎の痛みは、その原因となっているずれの部分を治さなければ痛みは取れません。

顎にずれを起した場合、ずれた方の顎では物を噛みにくくなるため、
反対側の顎を使うようになります。
その結果として良い方の顎に痛みが出る事が良くあります。

そこで顎の治し方は、まず痛みのある方の顎を治した後、
ずれを起した顎を治す事により、早めの回復が見込まれます。

自分で出来る顎のずれ矯正の仕方

自分で出来る顎のずれ矯正の仕方

図の様にテーブルに肘をつき、口を思いっきり大きく開き、 10秒間下顎を手の平で押えます。
それを1回に5セット。朝夕2回毎日して下さい。
だいぶ顎の噛み合わせが良くなります。

ぜひ行ってみてください。楽になります。

※ただし、痛みがあり口がしっかり開かないなど重症の場合は、
一度みずほフィジカルまでお出かけ下さい。